検査が必要な頭痛

検査が必要な頭痛

千葉市の大森台駅横にあるあしたば整体の久保です。当院では頭痛の改善をメインに、ゆらゆら整体を行なっています。

検査が必要な頭痛

よく質問されることとして、どういう頭痛なら整体の適応なのか。そして、病院に行くべき検査が必要な頭痛はどんな頭痛なのか。ということになります。では、頭痛の知識を整理すると共に当院の頭痛に対する整体の考え方をお伝えしようと思います。

頭痛の分類

頭痛は一般的に生命の危機が伴わない頭痛と生命の危機が伴う頭痛の二種類に分類されます。

一次頭痛と二次頭痛

生命の危機が伴わない頭痛は一次頭痛と呼ばれ、大きく筋緊張性頭痛と血管性頭痛に分類されます。これは症状の出方や、痛みの機序(発生プロセス)からの分類です。一次頭痛のほとんどに対して整体施術が有効です。激痛で知られる群発頭痛も一次頭痛の仲間ですがやはり整体は有効性が高いと考えられます。

一方で、放置すると生命の危機に直結する頭痛も存在しています。これらは二次頭痛と呼ばれています。代表的なものはクモ膜下出血や脳出血、脳梗塞などです。ハンマーで頭を殴られたような激しい頭痛と称されるように突然、激痛が発生するのが特徴です。また徐々に頭痛が発生するものでも生命の危機になる頭痛で硬膜下血種などがあります。硬膜下血種では出血により脳が圧迫を受けることで頭痛や脳障害が発生します。これらの二次頭痛は急いで医療機関への受診が必要であり時間が経つと手遅れになる可能性がある危険な頭痛です。

一次頭痛の発生過程

一次頭痛の発生するメカニズムはほとんどの場合で骨格の歪みや関節の位置関係に影響されています。筋緊張性頭痛、血管性頭痛どちらにも言えることですが、骨格が本来の位置関係からズレていることにより、神経や血管、筋肉が圧迫されたり引き攣れたりすることで発生します。

 

 

まず関節の位置関係が不整になります。その後、骨格自体の歪みが起こります。さらには骨格の歪みを抑えようと筋肉の緊張が現れる。

ここまで来ると人体には何らかの反応が出てきます。関節の痛み、筋肉の緊張などです。頭痛は大抵この時期に発生します。この時期に発生した頭痛は一般的に頭痛薬でも改善されるものが多く、「またいつもの頭痛か」と言って頭痛薬でやり過ごしてしまう人が多いのではないでしょうか。

検査が必要な頭痛とは

<しかし、その状態も放置すると骨格や姿勢をコントロールしている脳が力学的な逃げ道を探そうとして骨格自体がねじれるようになります。この時期からねじれが強くなるまでの期間、安定して少し楽な状態が訪れます。

しばらくすると補正のために頑張っていたねじれがきつく(強く)なってくることで、神経を圧迫するようになります。ゆるく圧迫されると痺れとして現れます。また、神経が部分的に強く圧迫されると神経痛が発生します。この時期にも頭痛が発生しますが、以前痛み比べると一層強い痛みにさいなまれます。そして頭痛薬があまり効かないタイプの頭痛にバージョンアップされていくのです。

 

さらに、神経が持続的に圧迫されるようになると麻痺が出てくるようになります。

 

このプロセスは頭痛に限らず筋骨格系の痛みに対してほぼ同様の流れとなります。

もう一つのカテゴリーとしては、整体が適応外の脳血管疾患や腫瘍などによる頭痛があります。クモ膜下出血や脳腫瘍に起因する頭痛は、放置すると生命に重大な危機を及ぼすため病院での検査が必要です。そして、必要があればすぐにオペなどの適切な治療を受ける必要があります。

当然、こういう危険な頭痛は整体治療の範疇外ですから病院へ直行してください。一刻を争う疾患という位置づけです。

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